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あの懐かしい名作をもう一度

昔の漫画を週一でレビューします

中華妖怪伝奇ファンタジーの傑作「3×3EYES」

「藤井八雲の名において命ずる! 出でよ土爪!!」

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(3巻 101ページより)

 

今から20年以上前、「幽☆遊☆白書」や「うしおととら」や「GS美神」とともに妖怪漫画ブームを支えた青年漫画「3×3EYES」
「三只眼吽迦羅」という三つ目の妖怪である少女・パイとオカマバーで働く以外は普通の男子高校生・藤井八雲が出会ったことから始まるボーイ・ミーツ・ガールです。
「三只眼吽迦羅」が用いる「不老不死の法」で不死身の「无」となった八雲が人間に戻るためにパイとともに「人化の法」の秘密とその術で用いられる「ニンゲンの像」を巡って妖怪たちが蔓延る闇の世界に踏み込んでいく伝奇ファンタジーなんですが…、
スケールが余りにも長大だったが故に完結に15年を費やしたがため、全て読んだ人は少ないかも知れません。


私が「3×3EYES」を読み始めたのはリアル中二の頃だったのでそれはもうリアルでやっちゃいましたね! 「出でよ土爪!!」って!w
他にも梵字や中国語を覚えようと頑張ったり、第三部の頃のパイの絵を真似ようと模写しまくったとか、私の黒歴史とともにある作品です。こいつぁ、ヤクいぜ!
おそらく当時中高生だった人には似たような思い出があると思いますw


当時流行った理由にはそういった中二心をくすぐる要素が多く使われていたというのと当時最先端の絵柄だったこともそうですが、ストーリーとして非常に優れていたということもあると思います。
特に第二部「聖魔伝説編」の完成度は非常に素晴らしく、ラストの”メインヒロインがメインヒロインではなかった”という衝撃はリアル中二だった当時の私を打ちのめし、数日間学校の授業が頭に入ってこないほどでした。

 

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(5巻 204ページより)

 

漫画であれほどの衝撃を受けたのはドラゴンボールクリリンが死んだ時から二度目でした…
その後の第三部「聖魔世紀編」は絵柄が更に洗練されたことで人気も上昇し、おそらくここまでは読んだ人が多いかと思います。


ただ、第四部は月面でのベナレスとの戦いや、亜空間アンダカでのラートリーたちとの出会いなどかなり長かったので、どこかの時点で読むのを止めた人が多かったようで残念です。
一応全巻読んだ私からすると無駄な所はなかったですし、特に「三只眼」がデレ期に突入してからのツンデレっぷりとか見所も沢山あるんですよ!

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(18巻 ページより)

 

他にも復活した鬼眼王シヴァとのサンハーラを巡る最終決戦では第一部に出てきた夏子とか昔のキャラも殆ど出てきてかなり読み応えがあるんですよ。
ただ、シヴァとの戦いだけでも10巻以上使っているので読むのに時間が掛かって本棚のスペースを取るのだけがネックなんですが、それも電子書籍なら問題になりません。

 

また、後日談も度々描かれてこちらはエブリスタで公開中です。

estar.jp


ちなみに後日談の中でも一番オススメ「李家の秘宝」ですね!

ここでの八雲にデレッデレな三只眼が可愛いんだ!

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(「李家の秘宝」より)


昨今のジョジョやうしとらのアニメ化を考えると「3×3EYES」もアニメ化がありえるんじゃないかと期待しています。
今こそ「藤井八雲の名において命ずる! 出でよ土爪!!」を聞きたいですね!


ちなみに現在続編である「3×3EYES 幻獣の森の遭難者」も連載中です。

estar.jp

 

こちらの単行本はもうすぐ発売です。 

 

 

今だと Kindle版はまとめ買いが出来ます。

25巻はアンダカでのラートリーたちと出会い、ウシャスを目覚めさせるまでですね。

 

26巻からはついは鬼眼王が大きく動き出してクライマックスに突入します。